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≪オラトリオ・シンフォニカJAPAN≫
代表 前川光世 紹介ページ

演奏履歴はこちらをご覧ください

3/3 9/2 6/30 6/13 6/2 5/24 5/18 5/16 5/5 4/18 4/14 3/18 2/19

mailto:info@gunji-hiroshi.com


≪インフォメーション≫
☆オラトリオ・シンフォニカJAPAN☆
第一ヴィオラ奏者 恵谷真紀子さんの
コンサートにいらっしゃいませんか。
日時:7/19(火)19時・津田ホール
是非お誘いあわせの上ご来場ください。
全席自由4000円
割引がありますので
カンマーザールにお問い合せください

はじめて読む方はこちらからどうぞ。

(3/3更新)ザンデルリンクを迎えて
 今年12月に鬼才トーマス・ザンデル・リンクを迎えて2つのコンサートを予定しています。
12/15(金)東京芸術劇場大ホール ベートーヴェン「第九交響曲」
12/20(水)中野ZEROホール オラトリオ・シンフォニカJAPAN演奏会
                  (曲目は現在指揮者と交渉中)
 数々のオラトリオの名演を重ねたオラトリオ・シンフォニカJAPANと音楽的に人間的に深い絆で結ばれているザンデルリンクがどういう音を生み出すのか、どんなアプローチの強い音楽を私たちに示してくれるのか、今年最大のイベントの一つである。

(9/2更新)ミサ・ソレムニス公演
 7月31日に行われた麻生合唱団の「ミサソレムニス」に出演したオラトリオ・シンフォニカJAPANはまた新しいハードルを乗り越えた。この難曲を、合唱団も見事に歌い上げたが、オーケストラはその合唱団の持ち味を引き立て、自らもベートーヴェンの音楽の中に身を注いだ。近年稀に見る「ミサソレムニス」の名演であったと思う。
 合唱指揮者の山神健志氏はこの情熱的なオーケストラの熱演がなければ、ここまでレベルの高い演奏はできなかったであろうと私に語ってくれたが、彼の業績と共にオーケストラの果たした役割は、長く語りつがれてもいいと思う。
 私自身が関係するコンサートが10月ブルックナー「ミサ曲3番」f-moll、12月「メサイア」、3月「ドイツレクイエム」と続くが、共に歌う合唱団員や聴衆にとって身近で信頼されるオーケストラとして、ますます確かな足取りで音楽界の風雲児になることを期待している。今、どのオーケストラも、歴史や、予算規模などは違うけれども聴衆が信頼し愛されるオーケストラとは何かが一斉に並んで問われていると思う。もちろんそれは一人ひとりの音楽家も同じである。

(6/30更新)カンマーザールのライブラリー室
 オーケストラ念願のライブラリー室が完成。オーケストラが一人前になっていくために欠かせないものにライブラリー室がある。
 これはオーケストラの譜面の図書館のようなもので、オケが練習に入る前に楽譜作成や音の訂正、ボウイングの書き込みなどなど事前準備には欠かせない部署である。
 カンマーザールオーナーの伏見さんが3階の南側の部屋を提供してくださり、事務局長の島原さんがリサイクルショップから鉄製の本棚を3つ仕入れ、それを女性たちの黄色い声援をあびながら島原設計者(?)の指示のもと、ガマちゃんと浩平くんが立派な本棚に仕上げ、そこに曲ごとにファイルに入れられた楽譜たちが並べられた。少しずつではあるが、オーケストラらしい準備がはじまった。
 7月にはドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」を控え、この部屋は大繁盛となる。

(6/13更新)OSJ今後の進むべき方向
 ブラームス「交響曲第1番」、スッペ「レクイエム」が終わり、各方面からアンケートや意見も集約、これからの進むべき方向を今一度立ち止まり、考えて行く時期に違いない。7月にはドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」と大曲の演奏会が続き、その準備も大変であるが、彼らなら合唱団と一体感のある演奏をしてくれるだろうし、お客さんに大きな満足を与えるに違いない。
 ところで、いつもヴィオラのトップを弾いている恵谷真紀子さんがコンサートを行うことになった。(左の欄にチラシを掲載中)

☆ウィーンフィルメンバーを迎えて
 上田京&恵谷真紀子とウィーンの仲間たち
   7月19日(火) 19:00開演 津田ホール
     出演:恵谷真紀子(Vla.)、上田京(Pf.)
          E.ザイフェルト(Vn.)、G.イーベラー(Vc.)

 私も50枚ほどチケットを預かっているので、聴きたい方は是非一報をお願いしたい。自由席4000円が3000円になりますので、二人で聴けば6000円ということになります。恵谷真紀子さんは、ソロ・ヴィオラ奏者としての評価も高く、オーケストラのトップ奏者として、どんな指揮者からも信頼される技術と人間的な優しさを持ち、それにくわえて目元がくっきりした美人の音楽家です。耳と目を飽きさせることのない演奏を私たちに提供してくれることでしょう。 ↑top

(6/2更新)聴衆から愛されるオーケストラ
          オーケストラから信頼される合唱団へ
 私の少年、青年時代に子どもが大好きなものの代名詞といえば『巨人・大鵬・卵焼き』であったが、先日の大鵬親方の定年退職とニ子山親方の逝去に巨人のあまりの低迷ぶり。残るは卵焼きだけとなってしまったか。
 日本におけるクラシック音楽の歴史の起点を、1926年に創立されたN響の前身、新交響楽団に置くならば、今年でその歴史は79年と言うことになる。その間には、団員の自主運営によるオーケストラとして新星日本交響楽団が1969年に誕生するが、その直前、東京交響楽団・楽団長の経営苦難を理由とした入水自殺という不幸な事件もあった。
 そして2001年、その新星日響が東フィルに吸収合併される中、合唱団と共に歩むオーケストラを目指して<フィルハーモニカ・トウキョウ>を創立したのである。
 しかしこのオーケストラは、音楽大学の学生オーケストラやそのクラブ活動の延長線上を乗り越えることはできず、プロとしての実力と社会的経験も浅く、主体的に音楽を作ることに欠けているように私には思えた。
 そこで、指揮者T.ザンデルリンク氏の強い要望でメンバーに加わったオーボエの前川光世氏が中心となって新たなオーケストラづくりが始まり、バッハの権威H.J.ロッチュ氏を迎えたバッハ・フェスティバル2003、2004のコンサートを機に、何を志向するオーケストラなのかを明確にした<オラトリオ・シンフォニカJAPAN>が誕生したのである。
 オラトリオとはオーケストラ、合唱、独唱者が一体となり成立する声楽作品群であり、すべての作曲家が全心全霊をこめた作品分野である。<オラトリオ・シンフォニカJAPAN>は声楽曲を演奏するオーケストラであると同時にシンフォニーをも演奏するオーケストラとしての性格を持ち、その名を冠とした。
 <オラトリオ・シンフォニカJAPAN>は、芸術表現の実績のあるプレイヤーが集められ、コンサート毎に個々の楽器群による演奏や、小アンサンブル、また団員相互の自発性に裏づけされた指揮者なしの演奏も試みてきた。昨年オンドレイ・レナルト氏を招いてのドヴォルザーク『スターバト・マーテル』の演奏会でも、前プロにはレナルト氏の指導を受け、指揮なしで弦楽器のみによるセレナードを好演したし、4月10日のモーツァルト『レクイエム』演奏会でも第1部に小編成、中編成による指揮者なしの演目を演奏した。また、5月22日のスッペ『レクイエム』の前半には、ブラームス『交響曲第1番』がザンデルリンク指揮により演奏された。
 これらは、オーケストラ独特な繊細な音楽作りに役立ち、合唱や独唱者と協演することによって音色の多様性とスケールの大きさを得ることにもなり、プレイヤー 一人ひとりの演奏上の責任を明確にする成果につながった。自明のことだが、プロのオーケストラは(個々のプレイヤーもそうだが)、何よりも聴衆から愛されなければならないし、共演する合唱団からも音楽家として、人間として尊敬を受けなければならない。また、合唱団はプロオーケストラの共演者として、信頼に応えるべき実力の向上に努めなければならない。そして何よりも重要なことは、練習が≪共同作業≫への緊張感と喜びに満ち溢れることである。
 折しも、東京都交響楽団が終身雇用制から、契約楽員制度導入に踏み切るという事件の中、聴衆からも、共に演奏した合唱団からも≪都響のプレイヤーを支援しよう≫とする運動が起こらなかった教訓がここにある。
 海外での活動を含め、演奏実績の豊富なプレイヤーを集めたこの<オラトリオ・シンフォニカJAPAN>と合唱団との音楽作りと、オーケストラ経営の≪共同作業≫は、これからの日本のクラシック音楽界でのオーケストラの在り方にも一石を投じることになるだろう。
 これだけ多く、海外からオペラ、オーケストラ、合唱団が来日し、各地でハイレベルな演奏を展開し、各公共ホールが多額の税金を放出する中、時代の違いはあるにせよ、新響創立の起点まで顧みながら、聴衆の満足を創り出す新しいオーケストラを支える輪を広げなければと思う。 ↑top

(5/24更新)絶賛!5/22ブラームス「交響曲第1番」の感想
 トーマス・ザンデルリンクに率いられたブラームス『第1シンフォニー』は4日間に亘る練習を経て、東京芸術劇場大ホールのステージで披露された。ベートーヴェンへの劣等感と尊敬の中で書き上げたこの作品は、ベートーヴェン以上の苦悩と憧れに満ちていた。それをこのオーケストラは一人ひとりの心を表現するかのごとく歌いあげた。これ以上の演奏は望めないほどの名演であった。自らをぎりぎりの崖っ淵まで追い込み、演奏したのである。私は心からの拍手を止めることはできなかった。そして、孤高の指揮者ザンデルリンクの心の奥底を見るようでもあった。またいつの日かこの指揮者を迎えることになるだろう。
 彼との成田での別れ際、私達は熱い抱擁をした。ダブル背広のボタンを外した指揮者<寅さん>は左手でトランクを引きながら右手で「あばよ」と言うように手を振り、エアロフロートの機上の人となった。↑top

お客様からの感想の一部を下記に紹介させていただく。
(メールより)
■春・初夏をこれほどまでに待ち焦がれていた年はこれまでに、 きっとなかったでしょう。合唱を取り巻くオーケストラの事情が様々見えてくるにつけて、祈るような気持ちで4月10日そして5月22日を 迎えてました。  昨日は充実した演奏会を聴かせて頂きましてありがとうございました。 ザンデルリンクさんの「2001年 第九」の演奏会を思い出しながら、 今日までこのオーケストラを温めてくるのは、それは大変だっただろうなあと頭の下がる思いでした。これから合唱団とオーケストラとが <四つに組む>土俵ができたという事です。ようやく安定した土俵ができたのですね。感無量です。
 ブラームス交響曲第一番はすばらしい演奏でした。ザンデルリンクさんのぐいぐいと引っ張っていく指揮ぶりは希薄になりがちなオーケストラにエネルギーを与えていました。ティンパニーのCの音の連打は人生の扉を叩く音、そしてヴァイオリンの上昇の音型は天を仰ぎ見る崇高な思い。これぞ将にブラームス。ゾクゾクしてこれはただならぬ音楽に出合いそう と身体の中が熱くなってきました。
 オーボエのソロは甘く美しく歌っていらした。ヴァイオリンのソロも美しかったです。終楽章はホルンもトロンボーンも晴れやかにブラームスの真髄を聴かせていただきました。 室内オーケストラとして交響曲を年に2回聴かせて頂いたら嬉しいです。 又4月のコンサートの様な形態の演奏もいいですね。何れにしろオーケストラの自覚ある演奏は合唱とのアンサンブルに多大な影響を与える 事を今日知りました。
 ブラームス4番・ベートーヴェン3・4・8番聴かせて頂きたい。そして何時か自前でマーラーの「復活」ができたらいいですね。 ↑top

(観客アンケートより)〜ブラームス「交響曲第1番」〜
●オラトリオ・シンフォニカはアカデミー・シンフォニアとしても活動していると伺いました。ブラームス第1番のオケは素晴らしかった。中でもオーボエ、ホルン、ヴァイオリンの弦の響きが良かった。是非アカデミーシンフォニアの演奏会を開いてほしいものです。(70代男性)
●ザンデルリンク氏の生の声が聞けたのは望外のことでした。素人がが言うのもおこがましいことですが、オラトリオ・シンフォニカJAPANの成長ぶりに驚きました。ブラームスの第1番でこれだけの演奏をするとは!まさに、オーケストラがブラームスを歌っていると表現してよろしいでしょう。(NPO賛助会員)
●音だしがきれいによく揃って、美しく見事な弦楽器、感動的な管楽器、ソフトにして力強いドラム、心に響きとても感激した。(70代主婦)
●はじめに前川さんの話があったことがとてもよかったです。人と人の関わりとそこから生まれた全ての事に感謝したい気持ちです。街のなかにいるにも関わらず、まるで海や太陽や風や色々なものを感じました。芸術の精神に関わることのみが今の人類の救いだと思う。今日は来てよかった(20代女性)
●出色のブラームスでした。次回も期待しています。演奏前に、演奏家や指揮者の生の声を聞けるのはいいが少し長すぎた。(50代)
●この2時間半をそっくりフリーズしておきたい程素晴らしいコンサート。ずっとこの日を心待ちにしていましたが、それ以上の演奏がうれしくて・・・(主婦)
●各パーツの迫力と全体のまとまりが絶妙でした。指揮者のパワーを感じた。(40代主婦)
●弦はもちろん、管も良かった。特に2,3楽章のオーボエ、フルートのかけ合い、合奏は素晴らしかった。(男性)

(5/18更新)あっと皆を驚かした話
 ザンデルリンクの最初のリハーサルが始まろうとする直前、代表の前川氏の挨拶の後、ビックリすることが始まった。前川夫人であり、第2オーボエ奏者、そしてオーケストラ事務局としての大役を担っている、前川敦子さんが、ご主人の前川氏に促されて立ち、約60名のメンバー全員を(暗譜?!で)一人ひとりの顔を見ながらフルネームで紹介したのである。日本全国、いや世界中どこを探しても、事務に携わるプレーヤーがメンバー全員のフルネームを間違うことなく言えるのは、このオーケストラしかないだろう。全メンバーから驚きの拍手が湧きおこり、これから公演までの5日間、音楽を作り上げる仲間としての共同の出発点を飾ったのである。それは感動的な場面であった。
 休憩時間に、「覚えるの大変だったでしょう?」と聞くと、「主人っていつもああやって急にふるんだから・・・」と、女学生のようなあどけさの残る美少女はニコッと笑っただけだった。 ↑top

(5/16更新)オラトリオ・シンフォニカJAPANの実力
 私が指導する合唱団の練習時にオーボエ五重奏をもって訪ねてくれた。わずか15分足らずの演奏だったが、一人ひとりのプレーヤーの演奏能力の高さと磨き上げられたアンサンブルに聴き手は固唾を飲み、万来の拍手を惜しまなかった。
 これは、合唱団とOSJの共同作業への新たな一歩になるであろうし、オーケストラの中心メンバーの結束にも繋がったのではないだろうか。↑top

聴いた団員からのコメントを載せさせていただく。
■やっぱり、生はいいですね。それに、3人の女性たちの眼が素晴らしかった。楽譜も見る、しかしリーダー(指揮者同様)からも眼を離さない。一番近くにいたコン・ミスの眼なんか殆どやぶ睨みでしたね。僕も楽譜を見ながらG氏を見ているつもりでしたが、明らかに熱意と集中力が違う。↑top

(5/5更新)東響の契約楽員制度の導入に一言 
※エッセイ(5/5更新分)と同じ内容を掲載しています。

 <東京都交響楽団(都響)>が契約楽員制度の導入に踏み切った。これは東京石原都政との一年数ヶ月に渡る交渉の結果で、楽員側(ユニオン)の全面的敗北、譲歩による結果といってもいい。「安心して働ける事が良い演奏をする保証である」と言い続けてきたユニオンが妥協したのだ。それも全員一致の決定だという。これでは「これからは生活不安があるので良い演奏はできません」と社会に公言したに等しい。
 二十数年、毎年私が指導する合唱団は都響と共演してきたし、都響創立20周年記念の「千人の交響曲」の合唱指揮も担当したりと少なからぬ関係があったわけだが、都響・ユニオンから、この問題についての説明や訴えは一度もなかった。私は、常々共演する度にこのオーケストラへの強い不満を持っていた。それは、アマチュア合唱団と共演する時に喜びがみえてこない又は手抜きではないかと思う演奏に何度か接していたからであり、まして、学校公演の時には有給休暇をとってしまう団員がいることも聞かされていた。
 一般の社会に比べても労働時間の短さは否定できないし、練習が少しでも伸びれば抗議があり、早く終われば拍手で一目散に帰ってしまう。また、現場の担当インスペクターなどには明らかにアマチュア合唱団を共演者として尊重しない態度が見られた。共演するアマチュア合唱団こそ最も身近な聴衆であり、子ども達こそ未来の有望なオーケストラファンなのである。アマチュア合唱団には絶えず初めて合唱をする人、初めてオーケストラと歌う人がいる。その人たちにとってオーケストラと歌うのは、予想を絶する緊張感を強いられるものである。
 この度の事件は、やがては自主オーケストラでないNHK交響楽団の雇用関係にも影響を与えるだろうし、プロ野球巨人軍の低迷の折、読売日本交響楽団にも影響が出るだろう。
 新星日響が解散するときの最後の理事会・評議委員会はいつの間にか圧倒的多数が会社経営者、学校経営者、それにつながるコンサルタントらによって占められ、何の議論もなくスムーズに合併が決められた。これが日本のオーケストラ界の激震に繋がると危惧したが、全くその通りになった。当時、都響の楽員(ユニオン)は全くと言っていいほど新星日響の合併問題に無関心だった。
 私の人生は第4コーナーを回り、最後の直線コースに入った。アマチュアがどれだけ苦労して一つのコンサートを経済的にも、音楽的にもやりきろうとしているかを身をもって感じて欲しい。そのことができるプレイヤー集団<オラトリオ・シンフォニカJAPAN>の発展こそが、日本の音楽文化の根底を支える大きな要になるであろうことを、その直線コースで示そうとおもっている。↑top

(4/18)音楽のことば
 このオーケストラは、名前からして斬新であり、目的がはっきりしている。<オラトリオ>とは、すべての作曲家が飽くなき追求を続けた声楽を主体とする作品で、合唱はその中心的役割を果たす。その演奏を目的とするオーケストラこそ、今必要なのだ。彼らが奏でるブラームスは、他のシンフォニーオーケストラとは違うだろう。そこに「音」という抽象的な存在を一歩前進させた「言葉」が見えてくればとおもう。名指揮者フルトヴェングラーの著書にも『音楽とことば』がある。↑top

(4/14)一家に一枚!オーボエコンチェルトのCD
  4/10スプリングコンサートの成功の裏にはこのオーケストラメンバーの一人ひとりの主体性を発揮せざるを得ないプログラムにあった。なにしろ指揮者なしで音楽をつくらなければならない。結果の良し悪しは各自が負わねばならない。この中でこそ演奏家は鍛えられていくに違いない。代表の前川氏は、自らオーボエコンチェルトのステージに立った。その音色の輝かしさは今まで聴いた誰のものより美しかった。彼が目指そうとするオーケストラとプレイヤーとしてのあり方を示しているとさえいえた。このライブ演奏も無修正でCDで販売する予定である。一家に一枚前川オーボエコンチェルト。毎朝これで目覚めれば一日元気になれること請け合い。↑top
 4/10<オラトリオ・シンフォニカJAPAN>曲目
・スザート作曲『ルネッサンス舞曲』より〜金管アンサンブル
1.「モール人の舞踊」 2.「我が友」 3.「羊飼い・楽しい音楽」
・グリーグ作曲『ホルベア組曲』より”前奏曲”
・モーツァルト作曲『オーボエ協奏曲』(オーボエ独奏:前川光世)
・『管楽セレナーデ』変ホ長調より
グリーグ作曲『ホルベア組曲』より”サラバンド”

(3/18)質の向上への期待と証明の1年
 オラトリオ・シンフォニカJAPANの成り立ちは、ザ・フィルハーモニカ・トウキョウだが、音楽大学のクラブ活動の延長の様な所があり、プロの集団というよりも、仲良しグループであった。本番前に漫画を読んだり、大声で笑いあったりすることもあり、私はそれがたまらなく嫌だった。アマチュア合唱団が持っている本番前の緊張感以上のものが欲しかったのだ。改名することによって、メンバーを厳選し、オラトリオやミサ曲、また、アマチュア合唱団との共演を喜びとするオーケストラに変質させる必要があったのである。経験豊かなオーボエ奏者の前川氏は、その代表として相応しい一本気の男と見た。
 今年1年の活動は、その存在理由を証明するうえでも、重要な1年になるだろう。皆さんの応援と期待にかなうオーケストラ活動を展開したい。↑top

(2/19)はじめに
 ≪共演者と聴衆全員が共感できる音楽を≫
〜2004.11 オラトリオ・シンフォニカJAPANの目指すもの〜
 オラトリオ・シンフォニカJAPAN 代表 前川光世

 オーケストラつき合唱作品を長年合唱指揮してきた郡司氏と、そのオーケストラの役割について語りはじめて何年になるだろう・・・

 「プロ・アマの垣根を越えてお食べ頂いたお客様が『美味しい!また食べたい』と言って下さればそれで良いのです。そこには、プロの料理人も主婦も関係ありません。ただ、喜んでほしいのです。」今話題のカリスマ主婦、栗原はるみさんと、ウエスティン・ホテル大阪総料理長の馬渕シェフの会話です。フレンチにあってフレンチにあらず・・・主婦の自由で固定観念のないバリエーションに、プロ中のプロもタジタジ!?といったところでしょうか。 このオラトリオ・シンフォニカJAPANと、私の進むべき道が、ここに集約されています。
 プロの演奏家の中には、「アマチュアと共演するようになったらおしまいさ」とか、「プライドを捨ててまでする仕事ではないさ」と考える人も少なくありません。事実、練習時間が大変長く、合唱団の方々がオーケストラに慣れて頂く為の繰り返しの通しリハーサルや、ゲネプロでの全曲通しは、オーケストラに大きな負担となりがちですし、合唱の音程に翻弄されることもあります。口に出さずとも、出来るなら避けたいコンサートの種類と一般的には言われています。

 いつからオーケストラ演奏家はこんなにも偉くなってしまったのでしょうか。時代、環境こそ違いますが、バロック期の演奏家達は、プロ・アマの意識を越えたところで、神の下、教会やサロンで、皇帝や貴族に音楽を捧げてきた筈です。 これまで何人ものプレーヤーが「私は、合唱伴奏プレーヤーではない。(それぞれが引き立て合う精神の乏しさ)」「合唱の音程のせいで自分の調子が狂ってしまう。(オーケストラ内の調和を保ちつつ、合唱に正しいピッチを提供できるようでなければならない筈)」「大きなミスさえしなければ、楽しそうなオーケストラかも。(その考え自体が大きなミス)」「わざわざプロオーケストラを使わなくても、ピアノ伴奏で充分では?(悲しすぎて、ノーコメント)」などと、声高に話すのを耳にしました。「ああ、なんて悲しいことでしょう」若さ由か、この『演奏家』という職業を選び、そして選ばれた人達の筈なのに・・・ 『プロの技術でアマチュアの純粋な精神を歌い上げる。』そして、何より人生の哀しみを(喜びも時にはありますが・・・)ステージの共演者全員で、共感出来る"オラトリオ・コンサート"を広げたいのです。
 『NPO法人 おんがくの共同作業場』のもと、合唱団の皆さん一人ひとりの支援、スタッフ、関係者の協力により、このオーケストラは育ってきました。
 私の音楽歴25年目の年に発足した『オラトリオ・シンフォニカJAPAN』は、来春、トーマス・ザンデルリンク指揮のコンサートに向け、その練習の厳しさとひたむきな姿勢に賛同するプレーヤーが集い、着々と準備を進めております。
 3年前に来日したザンデルリンク氏が、最後に私に残した言葉「次回、お会いする時は、どうぞ私を満足させるプレーヤーを集め、夢のコンサートを実現しましょう。」の約束は、今果たされようとしています。今後のオラトリオ・シンフォニカJAPANにご期待ください。↑top

 ≪合唱指揮者からオーケストラ・音楽家の皆さんへ≫
〜2002.7 NPO設立時の問題提起〜(抜粋)
 代表理事 郡司 博

 オーケストラ付き合唱作品を演奏する場合、一般的に、オーケストラのプレーヤーたちは、合唱団やソリストの歌うテキストを理解していない状況にあります。そして合唱団が主催する公演の場合には、互いに依頼した、依頼されたという関係が生まれ、プロ音楽家として当然あるべき、聴衆に対する責任を回避した態度がみられ、その演奏はアマチュアの合唱団員にも聴衆にも不評をかうことが多くなっています。それは、これだけ多くの傑作を残している<オーケストラ付き合唱作品>の分野を、シンフォニーの演奏と共に専門的に積極的に取り上げるプロオーケストラがあまりにも少ないことにも関係があります。オラトリオ・シンフォニカJAPANこそ新しい時代の風雲児になるに違いありません。↑top

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